僕は不登校になってから、「世界ではどうなんだろう?」と気になって、不登校が少ない国を調べてみた。すると、日本とはまったく違う考え方や制度があることがわかった。 フィンランド・オランダ・デンマークの3つの国を取り上げ、日本と比較しながら「なぜ不登校が少ないのか」「どんな考え方があるのか」を紹介していきます。
1. 日本の不登校の現状と特徴
まず日本の特徴を整理しておく。
- 文部科学省の調査では、不登校の小中学生は約30万人を超え過去最多
- 理由は「無気力」「人間関係」「学校への不適応」など
- 学校に行くことが“当たり前”という空気が強い
- 「休む=悪いこと」という価値観が根強い
- 学校以外の選択肢(フリースクールなど)がまだ少ない
僕自身も「行けない自分が悪い」と思い込んでいた時期があった。でも海外を調べてみると、そもそも“学校に行くこと”の意味が違っていた。
2. フィンランド:不登校が少ない理由は“個別最適”の徹底
● 日本との比較ポイント
- 日本:同じ教室で同じペースで学ぶのが基本
- フィンランド:一人ひとりに合わせた学び方が当たり前
フィンランドでは、子どもがつまずいたらすぐに専門の教師がサポートに入る。 「みんなと同じスピードでやらないといけない」というプレッシャーが少ない。
● 考え方の違い
- 日本:「できない=遅れている」
- フィンランド:「できない=サポートが必要なだけ」
さらに、宿題が少なく、テストもほとんどない。 学校は“競争の場”ではなく“成長の場”という考え方が強い。
● 僕が感じたこと
「できない自分が悪いんじゃなくて、環境が合っていないだけ」という考え方が当たり前になれば、日本の不登校も減るんじゃないかと思った。
3. オランダ:週4日登校や柔軟な学び方が選べる
● 日本との比較ポイント
- 日本:週5日登校が基本
- オランダ:週4日登校の学校もある
オランダでは、子どもの負担を減らすために、登校日数を調整できる学校がある。 また、学校に行けない子には「在宅学習プログラム」が用意されている。
● 考え方の違い
- 日本:「学校に行けないなら問題」
- オランダ:「学校に行けないなら別の方法で学べばいい」
オランダでは、子どもが学校に行けない理由を“本人のせい”にしない。 「どうすれば学び続けられるか」を一緒に考える文化がある。
● 僕が感じたこと
「行けないなら行けないなりの学び方がある」という考え方は、すごく救われる。 日本ももっと柔軟になればいいのにと思った。
4. デンマーク:幸福度が高い国の“学校の自由度”
● 日本との比較ポイント
- 日本:授業中心で自由時間が少ない
- デンマーク:自由時間が多く、ストレスが少ない
デンマークは世界でもトップクラスの幸福度を誇る国。 学校でも「自由に選ぶ」「自分の意見を言う」ことが尊重される。
● 考え方の違い
- 日本:「先生の言うことを聞くのが正しい」
- デンマーク:「自分の意見を持つことが正しい」
そのため、学校が“息苦しい場所”になりにくい。 子どもがストレスを感じたら、すぐに相談できる仕組みも整っている。だから、僕もこんな学校が日本にあればよかったと思った。
● 僕が感じたこと
「自分の意見を言っていい」という文化は、不登校を防ぐ大きな力になると思った。 日本では意見を言うと浮くこともあるけど、デンマークではそれが普通。
5. 3つの国に共通していたこと
調べてみて気づいたのは、どの国も次のような共通点があること。
- 子どもを“管理”ではなく“尊重”する
- 学校は「行くべき場所」ではなく「学ぶための選択肢」
- 個性やペースの違いを前提にしている
- 行けない子へのサポートが早い
- 学校以外の学び方が認められている
つまり、「学校に行けない=悪いこと」ではないという価値観が根本にあるということ。
6. 不登校の僕が感じた、日本に必要なこと
僕が海外を調べて思ったのは、日本には次のような変化が必要だということ。
- 「学校に行けないのは本人のせい」という考えをやめる
- 学校以外の学び方をもっと認める
- 子どものペースに合わせた教育を広げる
- 相談できる場所を増やす
- “普通”を押しつけない社会にする
僕自身、不登校になったことで実際「自分はダメだ」と思っていた。 でも世界を知ると、「僕はダメなんじゃなくて、日本の仕組みが合わなかっただけ」だと気づけた。
7. 最後に:不登校は“逃げ”じゃない
海外の教育を調べて強く思ったのは、不登校は逃げじゃないということ。 むしろ、自分を守るための大切な選択だ。
世界には、学校に行かない子どもを責めない国がたくさんある。 だから、日本で不登校になったとしても、それは“あなたが悪い”という意味ではない。
あなたのペースで生きていい。 そして、学び方はひとつじゃない。
参考になれば幸いです。
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