全日制で実際に受けたサポートを公開
子どもが不登校になったとき、学校がどんな対応をしてくれるのか。 これは親にとって大きな関心事だし、実際に学校によって差が大きい部分でもある。 ここでは、僕自身が中学・高校で不登校になったときに受けた“リアルなサポートの違い”を紹介していきます。
1. 中学時代:見捨てられたように感じた学校対応
僕が最初に不登校になったのは中学生のときだった。 公立中学だったけれど、正直に言うと、「学校に来ないなら何もできない」という空気を強く感じていた。
電話は週に一度あるかないか。 内容も「最近どう?」「来れそう?」という形だけの確認で、こちらの気持ちに寄り添うようなものではなかった。
カウンセリングにつないでもらったこともあったけれど、数回行っただけで終わり。 こちらがしんどくて続けられなかったというより、学校側から積極的に継続を促す姿勢がなかった。
「学校に来ないならサポートのしようがない」 そんな雰囲気がずっと漂っていた。
進路の話だけは淡々と進んでいったけれど、それも“事務的”という印象が強かった。 僕は私立一本で受験したから早く終わったけれど、もし進路に迷っていたら、もっと孤独だったと思う。
当時の僕は、 「学校って、来ない生徒にはこんなに冷たいんだ」 と感じていた。
2. 高校時代:手厚くて温かいサポートに救われた
高校に進学してから、再び不登校になった。 でも、ここでの学校対応は中学とはまったく違った。
まず、電話がとてもまめだった。 週に一度どころか、状況が不安定な時期はもっと頻繁に連絡をくれた。 しかも内容が「来れそう?」ではなく、 「今どんな気持ち?」「無理してない?」「できることがあれば言ってね」 という“心に寄り添う言葉”だった。
僕が登校できた日は、校門や教室の前で毎日先生が迎えてくれて、 「来てくれてありがとう」 と声をかけてくれた。
その一言がどれだけ救いになったか、今でも覚えている。
3. テストや単位への柔軟な配慮
高校では、期末テストにも大きな配慮があった。
体調が不安定な時期は、別室で受けさせてもらえたり、提出物で代替してもらえたりした。 さらに、単位が危なくなったときは、 「この授業だけ10分でも出席すれば単位は大丈夫だよ」 と具体的に教えてくれた。
僕はまだしんどかったけれど、その“最低限のライン”を示してくれたことで、 「全部は無理でも、これだけなら頑張れるかもしれない」 と思えた。
中学では感じられなかった“支えてくれている感覚”が、高校では確かにあった。
4. なぜ学校によってこんなに差が出るのか
これは僕の体験からの実感だけれど、 学校の方針と、担当する先生の意識で大きく変わる。
- 不登校支援に力を入れている学校か
- 生徒一人ひとりを見ようとする文化があるか
- 担任が不登校に理解があるか
- 学校全体で共有されているか
中学は「来ない生徒はどうしようもない」という空気が強かった。 高校は「来れない生徒をどう支えるか」を考えてくれる学校だった。
同じ“学校”でも、ここまで違うのかと思った。
5. 親が知っておいてほしいこと
不登校のサポートは、学校によって本当に差がある。 だから、もし今の学校対応に違和感があるなら、 「うちの子が悪いから」ではなく、「学校の体制が合っていないだけ」 という可能性を考えてほしい。
学校が冷たいと、親も子も自分を責めてしまう。 でも、それは本来あなたたちが背負う必要のない重さ。
逆に、手厚い学校に出会えると、子どもは驚くほど安心する。 僕自身、高校の先生たちの対応に救われた。きっとこの先生は僕が少しでも楽に学校に来れるように配慮してくれたのかもしれない。今思えば感謝の気持ちしかないです。おかげで高校一年の単位は取れました。
最後に
不登校は、子どもだけでなく親にとっても大きな試練。 その中で、学校の対応が温かいか冷たいかは、心の負担を大きく左右する。
僕の体験が「学校の対応ってこんなに違うんだ」 「今の学校がすべてじゃないんだ」 と感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。
参考になれば幸いです。
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