無気力で動けなかった僕が回復するまでの期間|不登校の子どもに親が気をつけること

不登校になったとき、僕は毎日のように無気力で動けなかった。 朝起きても体が重くて、布団から出る気力がわかない。 「今日こそは動こう」と思っても、気づけば一日が終わっていて、そんな自分を責めてさらに苦しくなる。

僕が無気力から回復するまでに実際どれくらい時間がかかったのか、そして不登校の子どもに対して親が気をつけてほしいことを、実体験をもとに紹介していきます。

1. 僕が回復するまでにかかった期間は「7か月」

結論から言うと、 僕が「少し良くなってきた」と感じられるようになるまでに約7か月かかった。

本当に気持ちが軽くなったのは、 三か月後くらいだった。

それまでは何もやる気が出ない・体が動かない・スマホを見るだけで一日が終わる そんな日が続いていた。

親からすると「いつになったら回復するんだろう」と不安になると思う。 でも、僕自身も同じように思っていた。 「いつになったら動けるようになるんだろう」 「このまま一生無気力なのかな」 そんな不安を抱えながら過ごしていた。

だから、回復には時間がかかって当たり前だと知ってほしい。また、無理に友達とか呼んで励まそうとしないでほしい。実際この時の僕は友達とも喋る気力がなかった。だから、友達を呼んだとしてもまともに遊べなかったと思う。

2. 親に「どうしたん?」「何かあったの?」と聞かれても言えないことがあった

親は心配して声をかけてくれる。 それはわかっているし、ありがたい気持ちもある。

でも当時の僕には、 親に言えないことがたくさんあった。

言葉にできない不安・説明できないしんどさ・自分でも理由がわからない苦しさ

こういうものは、聞かれたからといってすぐに話せるものじゃなかった。

だから、 無理に聞き出そうとしないでほしい。 本人が話し出すまで待ってほしい。

話せるようになるタイミングは、本人の心が整ったときに自然と来る。だから、僕の親はそれを信じて待っていてくれたかもしれません。

親に気をつけてほしいこと①|無理に原因を聞き出さない

「どうしたの?」 「何があったの?」 「なんで学校行けないの?」

親からすると当然の質問だと思う。 でも、無気力で苦しんでいる子どもにとっては、 答えられない質問をされることが一番つらい。

僕もそうだった。

だから、 原因を探るよりも、そっと見守ることの方が回復につながる。

親に気をつけてほしいこと②|好きなことを好きなだけさせてほしい

無気力の時期は、 「好きなことをする時間」が心の回復に直結する。

ゲームでも、動画でも、音楽でも、散歩でもいい。 外から見れば「遊んでいるだけ」に見えるかもしれない。 でも、本人にとっては 心を守るための大事な時間なんだ。

僕も、好きなことをしている時間だけは少し気持ちが軽くなった。

だから、 好きなことを好きなだけやらせてほしい。 それが回復のきっかけになる。

親に気をつけてほしいこと③|本人が嫌がる言葉をかけない

無気力の時期に言われてつらかった言葉は「いつまでこのままなの」・「そろそろ動かないと」・「みんな頑張ってるよ」

こういう“追い詰める言葉”だった。

もちろん親は悪気がない。 心配だからこそ言ってしまうんだと思う。

でも、 無気力の子どもにとっては心に刺さる。

ただし、 嫌でも言わないといけないことがあるのもわかっている。

進路のこと、学校のこと、将来のこと。 これらは避けて通れない。

でも僕は、 「情報としてだけ伝えてほしい」 と思っていた。

「こういう選択肢があるよ」 「こういう制度があるよ」 それくらいで十分だった。

親に気をつけてほしいこと④|反応がないのは“考える力がない”からではなく、休養が必要だから

親が情報を提示しても、 子どもが無反応なことがあると思う。

でもそれは、 「考える力がない」からではなく、 心が疲れすぎて考える余裕がないだけ。

僕もそうだった。今思えば親に言われている言葉を聞いても反応が出来なかったのは脳疲労をしていたからだと思う。だから、その状態で話しかけられても宇宙人が喋ってると思われても仕方がない。

選択肢を見ても、 「どうしたらいいかわからない」 「考える気力がない」 そんな状態だった。

だから、 反応がなくても焦らないでほしい。 その子は“休養が必要な状態”なんだ。

心が回復してくると、自然と考えられるようになる。

親に気をつけてほしいこと⑤|決める権利を本人に渡してほしい

進路や学校のことは、 親が決めるのではなく、 本人が選べるようにしてほしい。

僕自身、 「自分で決めていいんだ」 と思えたとき、心が少し軽くなった。

選択肢を提示するのは親の役目。 選ぶのは本人の役目。

このバランスがとても大事だと思う。

最後に|無気力からの回復には“時間”と“見守り”が必要

僕は回復までに7か月かかった。 でも、その時間は無駄じゃなかった。

心がゆっくり回復していくために必要な時間だったと思う。

親にできることは、無理に聞かない・好きなことを見守る・嫌な言葉を避ける・必要な情報だけを渡す・反応がなくても焦らない・決める権利を本人に渡す

この6つだけでいい。

それだけで、子どもは安心して少しづつ回復に向かっていけると思います。

参考になれば幸いです。

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